どんなときに使う?
求人 ID の下1桁の値に応じて求人をグルーピングしてフィードのcategory
を設定する
(変換イメージ)
今回は、求人ID
に「FF001」のように「文字列+数値」の構成で値が入っている場合に、下一桁の数値から以下のように求人をグルーピングしてcategory
を設定する方法をご紹介します。
求人ID
の下1桁が…- 1,4,7の場合、
category
に「グループA」と設定 - 2,5,8の場合、
category
に「グループB」と設定 - 3,6,9の場合、
category
に「グループC」と設定
- 1,4,7の場合、
使用機能・ルール
- 拡張項目
- 条件
- 次の値を含む
- 処理
- 次の項目の値を代入する
- 次の値を削除する
- 次の値でわる
- 区切り文字で分割して値を抽出する
- 固定値を入れる
設定方法
まずは、求人ID
から下1桁の数字を抽出します。
求人ID
から文字列を削除して数字のみの値に調整後、10で割ると小数点以下の値が求人ID
の下1桁の数字となります。
小数点を区切り文字に末尾から1番目の値を抽出することで下1桁の数値を抽出できるため、この値を条件に指定してcategory
にグルーピングの値を設定します。
また、求人ID
から下1桁の数値だけを抽出する処理では、以下のように値が変化していきます。
1. 拡張項目を作成してマッピング
拡張項目ext_category(任意の項目名)
を作成してフィード項目category
にマッピングします。
拡張項目は Excel で例えると、空の列を1つ追加するイメージです。
category の値を入れるための箱(項目)として拡張項目を作成します。
※マッピングした段階では拡張項目は空の状態です。この後、ルールで値を入れていきます。
2. 求人IDの下1桁を抽出する
四則演算をするために、求人ID
が数値のみの値になるように「FF」を削除した上で、10で割って小数点以下の値を抽出することで、ID の下一桁を抽出するルールを作成します。
処理
①拡張項目ext_求人IDの下1桁(任意の項目名)
を作成
②ext_求人IDの下1桁
に求人ID
を代入する
③ext_求人IDの下1桁
から「FF」を削除する
④ext_求人IDの下1桁
を10でわり、端数の処理は「何もしない」を選択
⑤「.」を区切り文字に、末尾から1番目の値を1つ抽出する
最後に、ルールを保存してください。
また、この段階では、作った拡張項目はマッピングされていないためプレビューには表示されません。
2. 抽出した値を条件にext_category
に固定値を入れる
1. で抽出した下1桁の数値を条件に、ext_category
にそれぞれグループの値を固定値で入れます。
2-1. 求人 ID の下1桁が1,4,7の場合、category
に「グループA」と入れるルールを作成
条件
ext_求人IDの下1桁
が1,4,7のいずれかに一致する場合を条件に指定します。
処理
①ext_category
に固定値「グループA」を入れる
2-2. 求人 ID の下1桁が2,5,8の場合、category
に「グループB」と入れるルールを作成
2-1. 同様に、求人 ID の下1桁が2,5,8の場合もルールを作成します。
この時、2-1. で作成したルールを複製して編集を行うと設定がスムーズです。
ルールを複製
2-1. で作成したルールを複製し、コピーされたルールを編集します。
条件
条件を変更して、ext_求人IDの下1桁
が2,5,8のいずれかに一致する場合を条件に指定します。
処理
処理を変更して、ext_category
に固定値「グループB」を入れる
求人 ID の下1桁が3,6,9の場合も同様にルールを複製・編集を行います。
ルールの複製・編集が完了後、プレビュー・またはフィード変換後にフィードより、意図された設定になっているかご確認ください。