どんな時に使う?
都道府県~番地が全て含まれている住所情報から、都道府県名だけを抜き出してフィードに利用したい
(変換イメージ)
今回は、都道府県〜番地までの住所情報がマスターデータの1項目にまとまって入っている場合に、都道府県の情報を抜粋してフィード項目に設定する方法をご紹介します。本記事では、Indeed や求人ボックスなどの求人検索サイトに必要なstate
項目を例として解説します。
使用機能・ルール
- 拡張項目
- 対応表
- 処理
- 次の項目の値を代入する
- 次の対応表に部分一致する時、値全体を置換する
設定方法
抜き出したい都道府県名の情報を対応表で設定し、ルールで置換することで必要情報の抽出や、不要な情報の削除を行います。
1.対応表を登録
「対応表」は、置換の対象となる「キー」と、置換先の「値」を定義する表です。「対応表で置換する処理」をルールで設定して実際に値を置換します。
対応表「state 用/都道府県名を抽出(任意の対応表名)」を作成して登録します。
①「対応表」>「+対応表を作成」を選択
②「まとめて行を追加(テキストモード)」を選択し出てきたダイアログに以下を丸ごと貼り付け
以下の情報をダイアログの入力欄に張り付けてください。
クリックして開閉:都道府県抽出用対応表
北海道,北海道
青森県,青森県
岩手県,岩手県
宮城県,宮城県
秋田県,秋田県
山形県,山形県
福島県,福島県
茨城県,茨城県
栃木県,栃木県
群馬県,群馬県
埼玉県,埼玉県
千葉県,千葉県
東京都,東京都
神奈川県,神奈川県
新潟県,新潟県
富山県,富山県
石川県,石川県
福井県,福井県
山梨県,山梨県
長野県,長野県
岐阜県,岐阜県
静岡県,静岡県
愛知県,愛知県
三重県,三重県
滋賀県,滋賀県
京都府,京都府
大阪府,大阪府
兵庫県,兵庫県
奈良県,奈良県
和歌山県,和歌山県
鳥取県,鳥取県
島根県,島根県
岡山県,岡山県
広島県,広島県
山口県,山口県
徳島県,徳島県
香川県,香川県
愛媛県,愛媛県
高知県,高知県
福岡県,福岡県
佐賀県,佐賀県
長崎県,長崎県
熊本県,熊本県
大分県,大分県
宮崎県,宮崎県
鹿児島県,鹿児島県
沖縄県,沖縄県
2.拡張項目を作成してマッピング
拡張項目ext_都道府県(任意の項目名)
を作成してフィード項目state
にマッピングして保存します。
拡張項目は Excel で例えると、空の列を1つ追加するイメージです。
価格の値を入れるための箱(項目)として拡張項目を作成します。
※マッピングした段階では拡張項目は空の状態です。この後、ルールで値を入れていきます。
3.置換するためのルールを作成
「次の対応表に部分一致する時、値全体を置換する」という処理を利用して、対応表の「キー」で設定しているものと同じ内容が利用項目内に含まれる場合は、「値」に設定しているものに置換していきます。
state
に都道府県名だけを抜粋して代入する
①ext_都道府県
に、マスターデータの項目勤務地住所
を代入
1.で作成した拡張項目 ext_都道府県名
に対して、住所情報が全て含まれた項目 勤務地住所 を代入します。
②処理「次の対応表に部分一致する時、値全体を置換する」で置換
「+AND」でルールを追加し、拡張項目ext_都道府県
に対して、処理「次の対応表に部分一致する時、値全体を置換する」を選択し、1. で作成した対応表「state 用/都道府県名を抽出」を選択します(他の部分はデフォルトで選択された状態のままで問題ありません)。
ルールを保存してプレビュー・またはフィード変換後にフィードより、意図された設定になっているかご確認ください。