futureshop 上で商品をバリエーション登録すると(詳細後述)、dfplus.io に SKU 単位でマスターデータを取り込むことが可能です。
本記事では、SKU 単位で連携する場合の、特定フィード項目の設定方法や注意点についてご紹介します。(SKU 単位ではなくグループ単位で商品を連携される場合は、本記事の内容はご対応いただかなくて問題ございません。)
目次
futureshop の仕様について
マスターデータを SKU 単位で連携する方法
dfplus.io へ取り込むマスターデータを SKU 単位にするための、futureshop での設定方法をご案内します。
①「バリエーション」からサイズ・カラー情報と在庫を登録
②「商品画像設定」から、バリエーションごとの商品画像を登録
③「Google」から、Google フィード用のバリエーション軸を設定し、画像を指定
ダイナミック広告の商品単位
futureshop の仕様上、SKU の ID ではなくグループ ID でタグを発火させるため、ダイナミック広告の配信はグループ単位となります(ダイナミック広告以外の配信は、SKU 単位で連携できます)。
1. 商品 ID の設定
ダイナミック広告とダイナミック広告以外(Google ショッピング広告など)で、配信する商品単位が異なるため、商品 ID の設定も異なります。
それぞれの設定方法についてご案内いたします。
- ダイナミック広告:SKU の商品は
商品グループID(GSのみ)
、SKU でない商品は商品ID
を利用 - ダイナミック広告以外:
商品ID
を利用
ダイナミック広告
SKU 登録されている商品とされていない商品で、ルールを分けて条件・処理を設定します。
futureshop の場合、タグが発火する ID はグループ ID となるため、フィードの ID はグループ ID を割り当てるように、ルールで調整します。
SKU の場合は商品グループID(GSのみ)
」項目にグループ ID が含まれ、商品ID
に SKU の ID が含まれます。
SKU でない場合は商品グループID(GSのみ)
項目は空となり、商品ID
にグループの ID が含まれます。
よって商品グループID(GSのみ)
項目が空か・空でないかで、SKU 単位かグループ単位かを判別してルールを分けます。
上記を踏まえ、①~③の手順で設定していきます。
① 拡張項目ext_id(任意の名前)
を作成し、マッピング
② ルールA:SKU 登録されている場合商品グループID(GSのみ)
が空でない場合に商品グループID(GSのみ)
の値を代入するルールを作成します。
※SKU 商品の場合、ID が重複するためdfplus.io上でエラーが発生しますが、送信するフィードは問題ございません。
③ ルールB:SKU 登録されていない場合商品グループID(GSのみ)
が空の場合に商品ID
の値を代入するルールを作成します。
ダイナミック広告以外
SKU 単位で配信ができるため、商品ID
をマッピングします(ルールは不要です)。
2. 機会損失を防ぐための除外設定(ダイナミック広告のみ)
dfplus.io では、商品 ID が重複する場合レコード内で1番上の商品をフィード送信し、2番め以降の商品は除外します。商品 ID はユニークの値である必要があり、重複する場合は媒体側でエラーとなってしまうために、dfplus.io で事前に除外しています。
ダイナミック広告の場合、1の通り商品IDをグループ ID としているために、重複が起こります。
そのため、SKU 商品のうち、在庫ありなしの商品が混合する場合、下記のように在庫がない商品がフィード送信され、在庫がある商品がフィード送信されずに機会損失してしまう可能性があります。
機会損失を防ぐためには、在庫がない商品且つSKUの商品を、フィードから除外することをおすすめします。
本設定は任意ですので、設定されるかどうかはお客様側でご判断ください。