dfplus.ioでは、文字列、数値の編集ができます。
目次
文字列操作
次の値を先頭に付与する
選択した項目の先頭に指定した値を付与します。
例えば、金額の項目の先頭に「¥」「税込み」などの文言を挿入する場合に利用します。
次の値を末尾に付与する
選択した項目の末尾に指定した値を付与します。
例えば、金額の項目の末尾に「-」「円」などの文言を挿入する場合に利用します。
固定値を入れる
選択した項目の内容を、設定した値に入れ替えます。
置換する
選択した項目内の特定の文言を指定し、その文言を設定した文言に置換します。
次の値を削除する
選択した項目内の特定の文言を指定し、削除します。
連結した項目を入れる
選択した項目に、複数の項目の値を連結して挿入します。
区切り文字を入れることも可能です。
HTML タグを削除する
選択した項目から HTML タグを削除します。
URL パラメータを付与する
選択した項目に、URL パラメータを付与します。
「?」「&」などのパラメータの連結文字は、URL パラメータの付与の状態に応じてシステム側で付与します。
次の URL パラメータから値を抽出する
選択した項目の URL から、指定のパラメータの値を抽出します。
同名のパラメータが存在している場合は、左側が優先されます。
パラメータが見当たらない場合や元の値が空白の場合は、何も抽出されません。
設定例
下記のURLからcategory
の値を抽出する場合、
変換ルールで、抽出元の項目と、抽出したいパラメータを指定します。
ルールを有効にすると、パラメータ「category=pants」からpantsが抽出されます。
次の項目の値を代入する
選択した項目に、別の項目の値を代入します。
数値を3桁毎にカンマで区切る
選択した項目の数値を3桁毎にカンマで区切ります。
例えば、項目に金額が数値のみで保存されており値が 「10000」 だった場合、
3桁毎でカンマで区切り 「10,000」 と変換し、金額としてわかりやすくすることが可能です。
次の区切り文字の後で改行する
項目内で区切り文字に指定した文字列の後で、改行します。
「区切り文字を削除する」をオンにした場合は区切り文字を削除した上で改行します。
区切り文字を 「。」 とした際の変換結果は以下の通りです。
元項目の値 | 区切り文字を削除する | 変換結果 |
吾輩は猫である。名前はまだ無い。 | オフ | 吾輩は猫である。 名前はまだ無い。 |
吾輩は猫である。名前はまだ無い。 | オン | 吾輩は猫である 名前はまだ無い |
改行を削除する
選択した項目から改行コードを削除します。<br>
などの HTML タグは削除されません。
フィード先によっては、変換時に改行コードが自動削除されます。
次の値で切り詰める
選択した項目の文字数が、指定した値になるように切り詰めます。
省略文字を指定した場合は、末尾に省略文字が付与されます。
このとき、省略文字を含んで指定した値になるように切り詰めます。
エディターを使用する
選択した項目に、エディターで作成した文章を代入します。
エディターでは改行を含むテキストの自由入力と、マスターデータの項目名を変数として入力することができます。
ただし、フィード先の仕様により、出力時に改行が自動で削除されることがあります。
変数
変数は変換する際に展開され、該当するマスターデータの項目の内容が展開されます。
また、プレビューの詳細欄で、展開された結果を確認することができます。
変数の入力方法
マスターデータの項目名を「%%」で囲まれた形で入力します。(例: %%price%%
)
エディター内で%キーを押すとマスターデータの項目名の一覧が表示されます。
使用したい項目名を選択するとエディターに変数が入力されます。
※ キーボード操作も利用可能です。
注意点
-
エディターを使用する場合はマスターデータ項目名に「%」を含まないようにしてください。
「%」を含む項目名を使用する場合、期待した結果が得られないことがあります。 -
変数で使用している項目名をマスターデータの項目設定にて変更した場合、新しい項目名で変数を指定しなおす必要があります。
区切り文字で分割して値を抽出する
項目の値の中で区切り文字として使われている値を指定して値を分割し、値を抽出する方向と値の位置(順番)、値の数を指定して抽出します。
設定例
連続する空白や改行を1つにする
選択した項目の値の連続する空白や改行をそれぞれ1つにします。
半角空白と全角空白が連続する場合、最初の空白が残ります。
例)
値が "<全角空白><半角空白><全角空白>" の場合、処理後は "<全角空白>" が残る。
値が "<半角空白><全角空白><全角空白>" の場合、処理後は "<半角空白>" が残る。
次の値と重複する値を、先頭1つだけ残して削除する
次の項目の値と重複する値を、先頭1つだけ残して削除する
選択した項目の値から、指定した値(項目の値)と重複する値を、先頭1つだけ残して削除します。
例)値が "グレージップパーカー グレー" の場合、処理後は "グレージップパーカー " となる。
対応表関連
あらかじめ作成した対応表を利用し、マスタデータの値を一括で置換する処理です。
次の対応表に完全一致する時、値全体を置換する
選択した項目に対応表を適用して、値全体を置換します。
対応表内に完全一致する値がなかった場合は空文字に置換されます。
⚠️ 対応表の行数の上限値は 40,000行 となります。
次の対応表で値の一部を置換する
選択した項目に対応表を適用して、項目の文中で対応表のキーと一致した部分のみ置換します。
⚠️ 処理速度の都合上、この処理では対応表の 250行目まで 参照します。
次の対応表に部分一致する時、値全体を置換する
項目の値の中に対応表のキーのいずれかが含まれる場合に、値全体を置換します。
対応表内に値が含まれない場合は空文字に置換されます。
複数のキーが部分一致した場合には選択した優先度によって置換後の値が変化します。
⚠️ 処理速度の都合上、この処理では対応表の 250行目まで 参照します。
キー | 値 |
豚肉 | Pork |
牛肉 | Beef |
上記の対応表がある場合の選択肢ごとの置換後の値は以下の通りです。
元項目の値 | 選択肢 | 置換後の値 |
まるで牛肉のような食べごたえの豚肉 | 対応表の中で 最初に一致したキー |
Pork |
まるで牛肉のような食べごたえの豚肉 | 対応表の中で 最後に一致したキー |
Beef |
まるで牛肉のような食べごたえの豚肉 | 項目の値の中で 最初に一致したキー |
Beef |
まるで牛肉のような食べごたえの豚肉 | 項目の値の中で 最後に一致したキー |
Pork |
数値操作
指定した数値項目に対し、四則演算(+-×÷)を行います。
任意の数値を指定して処理する
- 次の値で足す(+)
- 次の値で引く(-)
- 次の値でかける(×)
- 次の値でわる(÷)
項目に入っている数値を用いて処理する
- 次の項目の値で足す(+)
- 次の項目の値で引く(-)
- 次の項目の値でかける(×)
- 次の項目の値でわる(÷)
わったあまりを代入する
- 次の値でわったあまりを代入する
- 次の項目の値でわったあまりを代入する
桁処理
数値操作の処理を選択した際に、小数点1桁目に対しての桁の扱いを決めます。
四捨五入
小数点1桁目の値で四捨五入します。
銀行家の丸め
端数が0.5より小さいなら切り捨て、端数が0.5より大きいなら切り上げ、
端数がちょうど0.5なら切り捨てと切り上げのうち結果が偶数になる方へ丸めます。
切り上げ
小数点1桁目が0以外の場合、小数点1桁目の値をもとに切り上げます。
切り捨て
小数点1桁目の値に関わらず、小数点以下を切り捨てます。
何もしない
小数点4桁目までを設定し、5桁目以降を切り捨てます。
一定範囲のランダムな数値を代入する
選択した項目に、最小値と最大値の間のランダムな数値を代入します。
最小値と最大値は 0~1000 の間で指定できます。
※ランダムな数値は、マッピングやルールの保存・データフィード変換の度に変わります。
数値操作の注意
-
数値以外が含まれている場合は文字列と認識されるため、取り除いてから演算を行ってください。
例えば、「10,000」のようなカンマの入った値は数値ではなく文字列として認識されます。 -
その他、「円」「¥」「万」などの数値以外が含まれている場合、そもそも数値が入っていない場合は適用されず、もともとの項目のまま設定されます。
日付関連
変換日時を入れる
指定した項目にフィードが変換開始された時点の日付を入れます。
日付の書式は以下の4つのパターンから選択できます。
書式 | 表示例 |
YYYY-MM-DDTHH:mm:ss+09:00 | 2020-09-30T23:59:59+09:00 |
YYYY-MM-DD | 2020-09-30 |
ddd, DD MMM YYYY HH:mm:ss +0900 | Wed, 30 Sep 2020 23:59:59 +0900 |
ddd, DD MMM YYYY | Wed, 30 Sep 2020 |
次の項目の日付と変換日の差の絶対値を代入する
項目の中の日付と変換日(変換開始された時点での日付)との差の絶対値を入れます。
「販売終了まで残りn
日」のn
のような動的な日数を取得する際に活用できます。
変換日との差を計算できる日付の書式(項目の中の値の形)は以下の4つに対応しています。
YYYYMMDD
YYYY-MM-DD
YYYY/MM/DD
YYYY/M/D
設定例
例えば、販売終了5日前から 「残り5日」 を表示したい場合は以下のようなルール設定になります。
1. まず、販売終了日と変換日の差の絶対値( = 販売終了日までの残り日数)を特定の項目に
代入するルールを用意します。(拡張項目を用意して代入するのがオススメです!)
2. 次に、1. で用意した日数が入った項目を元に、表示する期間を指定する条件分岐と販売終了日までの
残り日数を代入する処理を行うルールを用意します。
-
- 販売終了日より5日前なので、最初の条件に「次の値以下」 を選び、値に 「5」 を入力します。
- このままだと販売終了日当日以降も「残りn日」が出てしまうため、ANDで条件を追加し、 「次の値より大きい」 を選び、値に 「0」 を入力します。
- 処理では特定の項目に 「次の項目の値を代入する」 で 1.で用意した項目を指定します。
次の書式に日時を変更する
項目に日時が入っている場合、指定した日時の書式に変換します。
書式は以下の5パターンから選択できます。
書式 | 変換例 |
YYYY-MM-DDTHH:mm:ss+09:00 | 2017-12-31T23:59:59+09:00 |
YYYY-MM-DDTHH:mm:ss | 2017-12-31T23:59:59 |
YYYY-MM-DD | 2017-12-31 |
ddd, DD MMM YYYY HH:mm:ss +0900 | Sun, 31 Dec 2017 23:59:59 +0900 |
ddd, DD MMM YYYY | Sun, 31 Dec 2017 |
「UNIX 時間から変換する」
項目に入っている日時(変換前の日時)が「UNIX時間」の場合、「UNIX 時間から変換する」をチェックしてください。
※項目に入っている日時が UNIX 時間のときにチェックをしていない場合、変換結果が意図していない日時になる可能性があります。
変換前:UNIX時間 | 変換後:YYYY-MM-DDTHH:mm:ss |
1514689199 | 2017-12-31T23:59:59 |