どんな時に使う?
マスターデータに含まれるカテゴリ情報を使って、Google 商品カテゴリを作成する
「項目内にカテゴリ情報が存在している時」と「項目内の値の一部に、カテゴリ情報が存在している時」の2パターンの設定例をご紹介していきます。
また、Google 商品カテゴリは正しく・詳細に設定することがポイントです。
正しい Google 商品カテゴリになっているか、さらに階層を深くできないか、見直してみましょう。
使用機能・ルール
- 対応表
- 変換ルール
- 次の対応表に完全一致する時、値全体を置換する
- 次の対応表に部分一致する時、値全体を置換する
設定方法
項目内にカテゴリ情報が存在している時
Google 商品カテゴリに限らず、ある項目の値が〇〇だったら●●にして、□□だったら■■にする、といった、ある項目における一連の置換を一括で行いたい場合に有効です。
他には、ECは色コード(#000000→黒)の置換や、人材業界は都道府県コード(01→北海道)などでも使うことができます。
今回はマスターデータのカテゴリ項目を使い、その項目に対して対応表を活用して置換していきます。
1. 置換するパターンを用意
エクセルやスプレッドシートで置換するパターンを用意します。
自社が定義するカテゴリ情報の列を用意し、それに対応する Google 商品カテゴリを当てはめていきます。
Google 商品カテゴリはこちらからダウンロード可能です。
作成した置換パターンの2列の表を、csvで保存しておきます。後ほど対応表で使います。
(2列のデータをcsvで保存して、メモ帳で開いたデータ)
2. 対応表を作成
先ほど用意した置換パターン表を、対応表に入力します。
「キー」に自社が定義するカテゴリ情報、「値」に Google 商品カテゴリを指定します。
1つずつ設定することも可能ですが、量が多いと大変なのでテキストモードで一気に流し込みましょう。置換パターン表の CSV ファイルをメモ帳などで開いて必要な部分をコピーし、その後テキストモードにペーストします。
テキストモードはカンマ区切りで入力すると、一括で設定ができます。
3. 変換ルールで置換
全ての商品で一括除外する場合は、処理に「次の対応表に完全一致する時、値全体を置換する」を選択して、先ほど作成した対応表を指定します。
ルールを有効化して保存すると、プレビューで結果が確認できます。
項目内の値の一部に、カテゴリ情報が存在している時
このように他の項目内に含まれた値の一部から、値を抽出して当てはめることも可能です。
今回はDESCRIPTION
に含まれる値から、Google 商品カテゴリを作成する際の設定例をご紹介します。
先ほどの「項目内にカテゴリ情報が存在している時」の置換パターンを用意する・対応表を作成する、までの流れは同じようにやっていきます。
対応表のキーにはDESCRIPTION
内に含まれる語句を抜き出し、値に該当する Google 商品カテゴリを割り当ててください。
変換ルールで置換
処理「次の対応表で部分一致する時、値全体を置換する」を活用します。
完全に一致していなくとも、値の一部が部分的に一致している場合に対応表の値へ変換できます。
複数のキーが部分一致した場合には、選択した優先度によって置換後の値が変化します。
今回は拡張項目ext_google_product_category
を用意し、DESCRIPTION
の値を拡張項目に代入してから置換をします。
拡張項目を使わずにDESCRIPTION
をそのまま使うと、DESCRIPTION
が Google 商品カテゴリの内容に全て置換されてしまうため、元の値を維持するには拡張項目を使いましょう(フィード項目 description
でも使うためです)。
これで設定は以上となります。
プレビューで変化が見られない場合には、マッピングでgoogle_product_category
項目に、置換元の項目を指定しているか、確認してください。
商品カテゴリ(product_type
)についても同じような流れで、商品分類の値を入れてください。
Google 商品カテゴリと異なり、任意のカテゴリを含めることが可能なので、ご自身のサイトの特性や入札戦略に合わせて、カスタマイズしてください。