サイトやマスタデータといった、dfplus.io で主要な用語の概要がつかめたら、まずはデータフィードを1つ作成してみましょう。
この記事では初めて dfplus.io を操作する方向けにステップバイステップ形式で記載しています。
条件が全て揃っていれば最短5~30分程度の簡単な作業となっています。
大きくは以下のような流れでデータフィードを作成・送信します。
※チュートリアルではわかりやすさのため、一部順番を入れ替えています。
それでははじめましょう!
目次
Step1. サイトの作成
はじめの一歩です!
データフィードを作成する際には、まず最初にサイトの作成が必要です。
「サイト一覧」>「サイトの作成」 ボタンか、ヘッダーの 「選択中のサイト」 の右側ボタンを選択してください。
「サイトの作成」 モーダルが表示されますので、 「サイト名」 と 「サイトジャンル」 を設定してください。
今回はデモなので、 「サイト名」 にはお好きな名前を、 「サイトジャンル」 には 「EC(アパレル系)」 を指定してください。
※サイト名とサイトジャンルは後から変更できます。
Tips
サイト名は、 ”EC ショップの名前” や ”事業者名” などで命名方法をそろえておくと、管理しやすくなります。
Step2. マスターデータの登録
サイトが作成できたら、次は マスタデータ の登録を行います。
「マスタデータ」 はお客様の 「商品データ」 を dfplus.io に取込み、扱いやすく調整したものです。
このマスタデータに最適化を施して、データフィードを作成していきます。
※マスタデータが異なる場合は、新規にサイトを作成する必要があります。
1. 商品データの取込方法を選択
まずはマスタデータの元になる 「商品データ」 の取込方法を選択します。
左メニューから 「マスタデータ」 のページを開き、取込方法を選択しましょう。
今回は 「通常取込」 を選択してください。
2. 取込設定
次に商品データの取込設定を行います。
通常取込の取込方法は「サーバー取込」と「ファイルアップロード」の2つがあります。
今回は「サーバー取込」で取込設定をします。取込方法の詳細はこちらをご参照ください。
取り込むデータはサンプルデータを利用しましょう。
下記の画像リンクを右クリックし「リンクのアドレスをコピー」を選択してください。
コピーしたリンクのアドレスを、 「商品データ取込先」 にペースト(貼り付け)してください。
ペーストが完了したら、 「見出し行あり」 にチェックがついていることを確認しましょう。
この 「見出し行あり」 とは、商品データの1行目に商品データの項目名が入力されていることを指します。
次に、ページ下部にある 「次へ」 ボタンを選択してください。
取込設定が保存され、 「項目設定」 へ進みます。
3. 項目設定
続いて、項目設定を行います。
商品データの各項目に対して 「マスタデータ項目名」 を指定します。
「マスタデータ項目名」 は、後ほどデータフィードの設定の中で利用するものになるため、わかりやすい名前であればどのような名前でも問題ありません。(例えば、読みやすい日本語名に書き換えるなど)
初期状態では、商品データの1行目(商品データ項目名)がそのままマスタデータ項目名に転記されています。
今回は商品データで使われている項目名をそのままマスタデータ項目名にします。
一通り確認したら、ページ下部にある 「保存」 ボタンを選択してください。
項目設定が保存され、 「マスタデータ」 のページに移動します。
4. 商品データの取込
ここまでで商品データを取込むための設定は終わりました。
ステータスが 「準備完了」 になっているか確認し、 「今すぐ取込」 ボタンを選択してください。
ステータスが 「成功」 になり、 「最終取込日時」 と 「取込件数」 が更新されていれば取込み成功です。
これでマスタデータが登録されました!
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5. マスターデータの確認
マスタデータの商品アイテムを確認するためにはページ下部の 「アイテム一覧」 バーからどうぞ。意図した商品アイテムが表示されていることを確認したら、いよいよデータフィードの作成に入ります。
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6. 属性割当(ベータ版)
※こちらはベータ機能です。
現在は以下の条件でのみ利用可能です。
- サイトジャンル
- EC(アパレル)
- EC(一般)
ここまでの状態でもデータフィードを作成に進むことは可能ですが、 「属性割当」 の設定を行うことで、データフィードの設定をより簡単に行うことができるようになります。
※「属性割当」は、必ず設定する必要はありません。
「マスターデータ」ページのリンクから「属性割当」の設定ページへ移動できます。
「属性割当」 では、データフィードの設定でよく使われる項目の属性にマスタデータ項目を割り当てたり、扱う商品の特徴を指定します。
それでは、下記の画像を参考にして属性割当を設定してみましょう!
属性割当の設定が終わったら、ページ下部にある 「保存」 ボタンを選択して保存し、 「戻る」 ボタンを選択してマスタデータ一覧のページへ戻りましょう。
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Step 3 データフィードの設定
いよいよです! dfplus.io のメイン機能とも言えるデータフィードの設定に入りましょう!
サイドメニューの 「データフィード」 からデータフィード一覧ページへ移動し、 「データフィードの作成」 を選択してください。ここからデータフィードを設定がはじまります。
1. 基本設定
「データフィード設定名」 を任意でつけ、「フィード先」 を選択します。 今回はデモなので、 「データフィード設定名」 には「GMC フィード」を、 「フィード先」 には 「Google Merchant Center」 を選択してみましょう。
一通りの選択が終わったらページ下部にある 「保存」 ボタンを選択してください。
データフィードの詳細な設定へ移動します。
Tips
「変換後のファイルを指定の FTP, SFTP にアップロードする」 のチェックはつけないでおきましょう。
これは実運用をはじめる際に、データフィードのアップロード先として、広告媒体指定の場所を設定するために使用するオプションです。今回はテストなので利用しません。
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2. フィード項目のマッピング
続いて、 「マッピング」 のページになりました。
ここでは、媒体指定のデータフィードフォーマットに、マスタデータの項目をマッピングします。
我々はこれを フィード項目のマッピング と呼んでいます。
よく見ると、すでに必須項目といくつかの項目がマッピングされていませんか?
これは、マスタデータの設定で属性割当の設定をおこなったため、自動でマッピングと 「自動最適化」 が行われたためです!
※今後も自動最適化のような、より簡単にデータフィードを設定できる機能を開発していきます!
3. プレビュー機能でクリエイティブ確認
dfplus.io のイチオシ機能の一つ、 「プレビュー」 機能です。
フィード項目のマッピングを保存すると、プレビューに広告クリエイティブが表示されます。
広告の配信結果を確認せずともデータフィードによって生成される広告クリエイティブと、各アイテムの詳細な値を事前に確認することができます。
※表示されるクリエイティブはあくまでイメージです。実際に配信されるクリエイティブとは若干の差異があります。
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4. ルールでデータフィードを最適化
プレビューが確認できたら、次は dfplus.io のイチオシ機能その2、 「ルール」 を見ていきましょう。
サブメニューの 「ルール」 から移動し、 「ルールを作成」 ボタンを押します。
ルールは 「条件」 と 「処理」 で構成されています。
「条件」 で対象を絞り込んで、処理で値を操作したりアイテムをデータフィードから除外します。
試しにマスタデータ項目TITLE
の末尾にGENDER
を連結して、より訴求できそうな商品名にしてみましょう。
出来上がりの例としては、「キャンバススニーカー メンズ」や「カジュアルシューズ レディース」といった形にします。
ではまず、ルール名にわかりやすい名前を入力しておきます。
今回は 「TITLEの末尾にGENDERを連結」 と入力しましょう。そして、その下の 「有効」 をチェックしてください。
次に「条件」 ですが、今回は全ての商品にこのルールを適用したいため、 「条件を指定しない」 にしておきます。
そして 「処理」 では、まず 商品名
を選び、処理方法に 「連結した項目を入れる」 を選択します。
すると下にもう1行処理内容の選択が表示されるので、 「連結する項目」 にTITLE
とGENDER
を選択して 「区切り文字」 には 半角スペース を入力してください。
ここまで設定したら、ページ下部の 「保存」 ボタンを選択しルール一覧へ戻ります。
作成されたルールが追加され、ルールの結果がプレビューに反映されていますか?
今回は、ルール作成時に「有効」チェックしていたため、左側のスイッチが緑になっています。
このスイッチを操作することでルールを一時的に無効にすることもできます。
今回は ON の状態で進めていきましょう。
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Step 4 データフィードの送信
おつかれさまでした! このチュートリアルの最後のステップです。
画面下の 「データフィード一覧へ」 もしくはサイドメニューの 「データフィード」 からデータフィード一覧ページに移動します。
そして 「今すぐ変換」 を押して、最終的なデータフィードファイルを作成してみましょう。
変換完了!これでデータフィードができました!
変換後にスコア「C」と表示されていますが、こちらはデータフィードの品質をA~Eの5段階で評価するデータフィードスコア機能で、とっても便利な機能なので別記事もご参照ください。
Tips
今回は自動で指定の場所にアップロードする設定は行っていないため、押したことで広告媒体にデータフィードが送信されるということはありません。
あくまで広告配信用のデータフィードファイルがアップロードされた場所の URL を作成するです。ご安心ください。
変換ステータスの各リンクをクリックすることで、除外されたアイテムが何か、出力されたアイテムが何かを確認することができます。
「ダウンロード」でファイルを手元にダウンロードして確認することもできます。
よいデータフィードライフを!
dfplus.io のチュートリアルは以上です!
ルール機能はかなり強力で、かつ柔軟なので、データフィード広告運用の改善に必要な施策の多くが実現可能です。
思いついた改善施策はどんどんルールに落とし込んでいきましょう。
また、スケジュールによる定期更新や、対応表による独自コードの読み替えなど、便利な機能がたくさんありますのでそちらもぜひお試しください。
もし dfplus.io のデータフィード作成機能にご満足いただけたら、次はぜひチームの皆さんを招待してみてください。
ユーザー招待は無制限、かつどれだけ招待しても無料です!
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それでは「よいデータフィードライフを!」